「正しいです」は正しい?誤り?

今年も残りわずかとなりました。

そんな忙しい最中にちょっと気が引けるのですが、疑問を一つ。

話し言葉で
  「そのほうが値段は高いです」
と聞いたり、自分で言ったりすることにあまり違和感は覚えません。

でも、書物に「~する方が高いです」とか「~する方が望ましいです」と書いてあると、どうもしっくりしません。

これは、どうやら、「形容詞+です」という用法が正しいかどうか、という問題のようです。

(「です」が違和感なく付けられるのは「形容動詞」のようです。)


本来の(昔の?)日本語文法では、「形容詞+です」は誤りとされていたようですが、昭和に入ってから文部省がOKを出したとか出さないとか、いくつか説があるようです。

(今書いた「..説があるようです」を「..説があるらしいです」と書くと、「高いです」と同じ問題になり、非常に違和感を覚えます)


話し言葉としては自分でも「高いです」「大きいです」「多いです」「小さいです」...と使っているようです。


でも、書物やメールなどでこのような表現が出てくると、とても違和感があります。


では、形容詞+ですを回避してどう表現すべきなのか?

私の6年前の著書も、丁寧語で書いたものだったので、見てみました。

「~し易い」という表現の部分では「し易いです」ではなく「易いといえます」
となっていました。
「競争上まずい」の部分では「まずいです」ではなく「まずいことになります」、
「証拠力が高い」の部分では「高いです」ではなく「高いということになります」
となっています。

「です」の部分を、皆、上記のように「~といえます」とか「~ということになります」と書くと、文が長くなってしまい、それはそれで問題だとは思います。

でも、私が書く本や翻訳文に「高いです」と書くことは、これからもないように思われます。

違和感を覚える私が古い人間なのでしょうか?