ウェブ版英辞郎 ならびに 有料版

前回、紙版の研究社英和活用大辞典などのことを書きました。

今日は、その補足として、研究社のウェブ版「英辞郎」について、コメントしたいと思います。

研究社のウェブ版「英辞郎」は、その語数、例文数から考えて大変貴重であり、また頻繁にアップデートされているので、膨大な情報量となっています。(私もこれまでかなり多用させていただいています。)

ただ、「英辞郎」には、日本語の法令の直訳という違和感のある例文(日本法令外国語訳データベースからの引用文)が多数検索されたり、誤りや不適切な例文が含まれている場合があり、鵜呑みにすることは危険です。
いったん和英や英和で検索した後に、英和/和英での確認検索、コロケーションの再検索、グーグル等でのインターネットでの当該コロケーションの利用頻度数の検索などが必須となります。

(グーグルやヤフーなどで、ある熟語を" "で括って検索した際のヒット数で、用例として正しいかどうかがわかる場合があります。
 これはあくまで教室事例ですが、「pursuant」の次に「to」が来るのか「with」が来るのかの判断に迷った場合、"pursuant to" "pursuant with"の双方で検索してみます。後者のヒット数は、たったの28,200件ですが、前者のヒット数は95,700,000件で、pursuant withというコロケーションは誤りだろう、と推測がつきます)

このような確認検索をする前提でウェブ版「英辞郎」を使用するのであれば、非常に優れた武器になってくれます。

ただ、ウェブ版「英辞郎」の無料版で、最近、頓に広告の量が多くなり、検索スピードが非常に遅くなってしまったのがとても残念です。

有料版との差異を強調したいため、わざと広告を増やしたのではないかと勘ぐりたくなります。
実際、有料版のうたい文句は「広告がないから速い!」というものですので、あながち誤りでもないと思います。

ただ、有料版は、上記の確認検索の労を省くため、検索語の前後の単語として何が使われているかが頻度順で表示されるようになっており、また値段も1か月315円ですから、よく使う人は有料版にして損はないように思います。

 http://eowp.alc.co.jp/info2/ に有料版の案内があります。

(なお、弊所は「研究社」や「英辞郎」とは一切関係がありません)