契約英語の勉強方法-8

前回は、民事法研究会の「英文ライセンス契約実務マニュアル」(小高壽一著)をご紹介しました。

今回は、英文契約の文例集ではなく、契約を作成する際に手元に置いておきたいものとして、2冊の本を挙げたいと思います。

まずは、長谷川俊明先生の「LAWDAS法律英語辞典 英和・和英・逆引辞典」です。

(なお、私が持っているのは、1991年版ですが、今現在は「ローダス21最新法律英語辞典」として東京堂出版から2007年に発行されているようです。版形も頁数も相当異なるので、私が持っているものに相当な補充・改訂がなされたものと思われます。)



私の持っているものは、現在のものよりも相当小さく、新書サイズをほんの少し大きくした程度です。
頁数は約500頁。
内容はといいますと、特に英和辞典の部分において、単に用語の日本語訳が書かれているのではなく、その用語の英米法に基づく法律的な解説が詳しくなされています。
ある意味で英米法辞典とも言えますが、本当の英米法時点のように学問的過ぎることなく、実務や契約書を念頭においた分かりやすく型にはまらない解説がなされており、読み物としても大変面白いものです。
一度通読されると良いと思います。
(ただ、現在の版は版形が大きくなって790頁になりましたから、通読はちょっと厳しいかもしれません)

次にご紹介するのは、「数の英語表現辞典」(小学館)1575円です。



英文契約を書いてみるとすぐ分かるのではないかと思いますが、意外と数字に関する表現が多いものです。
対価がいくらか、ということよりも、例えば、ライセンス料率とか、支払い期限といった部分で、数的な表現を用いる必要があります。
数字について大体は分かっているつもりでも、実際に書こうとすると、意外と書けないように思います。
簡単な例ですが、「1年間に2回」ライセンス料を支払うということを表現する際、「pay 2 times per year」と書くより「pay biannually」と書く方が簡明で好ましいでしょう。
この本は、そう言った数にまつわる様々な表現を集めてくれていますので、辞書として、また記憶用として、持っていても損はないと思われます。

但し、本書以外にも類書がいくつかあるようですので、そちらでも構わないと思います。
例えば、上記よりも少し値が張りますが、研究社からも「英語の数量表現辞典」が出ています。




-つづく-


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